ありがとう、場面緘黙症。

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緘黙克服までの道のり5~高校1年生のスクーリング1日目後半~ 

この1回目のスクーリングの1日目の夜、私は人生の転機を迎えます。

夕方になり、ホテルへと向かいました。
部屋に荷物を置くと、すぐに夕食。
話せる人がいなくて一人で黙々と食べてました!

入浴は、それぞれの部屋にもユニットバスがあるのですが、
なるべく大浴場を使うようにと学校から指示がありました。
ギリギリの時間に行ったので、あまり人はいなかったですね。

脱衣所の使い勝手が分からず、
きょろきょろと挙動不審な動きをしていました。
ちょうど同じ班のギャル系の先輩がお風呂から上がってきたところで、
「そのバスタオル使っていいんだよ」と声をかけてくれました。

「っはい…」

と、か細い声で返事をしました。
『うわー、絶対キモイと思われた!><』と心の中で悲鳴をあげながら…。

ところが先輩は私の様子を見て、こう呟いたんですよ。

「かわいい^^」

ビックリしました。
こんな風に見てくれる人がいるんだなぁ、ということを初めて知って。

それまでは、自分は他人に迷惑をかけている、
暗くてキモイ存在だと思っていたんです。
でも、それは一部の人の感じ方でしかなくて、
色んな感じ方・見方をする人がいるんだということが初めて分かったのです。

そして、肯定的な見方をできる人がすごく素敵だと思ったんですね。

ネガティブに受け取ると、「挙動不審でキモイ」。
ポジティブに見ると、「初々しくてかわいい」。

私は後者のように見てもらえたとき本当に嬉しくて、感動さえしました。

人を喜ばせたり、嬉しい気持ちにできる人こそ、
コミュニケーションの上手な人だと思ったし、人に好かれる人だと考えました。
先輩はまさに理想像だったんです。
この人に出会えて、暗闇のトンネルから抜け出せた気がしました。

変な高校名だから恥ずかしい時もあるけど、
この経験があったから、選んだ高校に後悔はありません。

芸能人のように綺麗でお洒落なのに、
どんな人にも平等に、気さくに優しくしていた先輩は、
ずっと私の憧れです。
少しでも近づけるように、自分を磨くこと・優しさ・明るさを忘れないでいたいです。


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カテゴリ: 緘黙克服記

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